大人のバレエ発表会に学ぶ
久しぶりに、大人のバレエの発表会を見に行きました。ひとつの教室ではなく、個人でエントリーするタイプのものです。今回も楽しく見せていただくとともに、学ぶことがいっぱいでした。
いつも感じていることの繰り返しでもありますが、メモがわりにまとめておきますと。
★笑顔で、楽しそうに踊っている人、踊る喜びが見える人が一番ステキ
★先生に指導されていることをしっかりやろうという気持ちが踊りから見える人は、清々しくて好印象
★手のポジション、顔の方向の付け方が崩れてない人は上品にみえる
★男性とのパドドゥは、男性のことを見て自分から合わせようとしていたり、その男性が好きで信頼してるんだなーということがにじみ出てると、見ていて温かい気持ちになる
★狭めの舞台と会場では、衣装はキラキラ感を控えめに、生地の質感や色味が綺麗だと、ステキ。
今回、すてきだなーと思った方は、男性(→これが私の先生で見にいったのですが)とペアでドンキのファンダンゴを踊った人と、ライモンダの夢の場のバリエーションをバレエシューズで踊った人でした。
どちらもたぶんマダム年代で、トゥシューズを履いた踊りではありませんでしたが、誠実に教わったことを形にしながら、でも自分の好きな踊りを、ステキな衣装を着て、ステージで披露しているというワクワク感が出ていて、引き込まれました。
私もレッスンを続けていけば、こういうステキで元気な感じのマダムになって、楽しく踊り続けられるのかしら?という、希望を感じたとでもいいましょうか。
たぶん、大人のバレエ発表会で輝く人は、踊りに、自己満足ではないコミュニケーションが見えるんだと思います。
観に来てくれたお友達や観客に笑顔をおくる、教えてくださった先生との時間がのぞく、一緒に踊ってくださる男性パートナーとのコミュニケーションが見える、など。そして、自分のやりたいままではなく、ダメ出しや厳しい指摘も受け入れているのであろう、大人の心持ちも感じます。
ステージって、ほんとにいろいろ見えるもの。上手だった講師クラスの方の踊りもいいのですが、本当に長く印象に残るのは、そういう踊りなんですね。
それなら、技術もスタイルもない私も、がんばれます。精進しなくちゃと、あらためて思いました。